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MSCIの銘柄入れ替え・採用・組み入れによる影響

MSCI

MSCIとは

MSCI(読み方:えむえすしーあい|英語:Morgan Stanley Capital International)とは、株価指数を算出している米国のモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルことで、MSCIが開発・算出している国を越えた世界の株価指数「MSCIワールド・インデックス」は、世界的な証券投資のパフォーマンスを測定するために世界の機関投資家が運用の目安としている代表的な株価指数です。一般的に「MSCI」と言えば、この「MSCIワールド・インデックス」のことを指す場合が多いです。







MSCIの銘柄入れ替え

MSCIは世界の株式を指数化しており、定期的に銘柄が入れ替えられます、2月・5月・8月・11月の年4回銘柄が入れ替えられ、大幅な入れ替えは、5月と11月。5月の場合、実際の組み入れの変更は5月31日の終値ベースが反映されます。


MSCIの採用基準

MSCIは時価総額と売買の流動性が採用の基準となります。また浮動株比率の高い銘柄が採用され、低くなれば除外されます。


MSCIに採用・組み入れられるとどうなる?

MSCIの指数に採用され組み入れられると、指数に連動しているファンドの買い需要が発生する可能性が高まりますので、買い材料となりやすいです。また、外国人投資家はMSCIから投資する銘柄を選ぶことが多いので、その銘柄は外国人投資家比率が増加しやすくなります。ただし、MSCIの銘柄入れ替えの前に、浮動株の増減から事前に投資家は採用されるか除外されるかを予想して採用されそうな銘柄は事前に買い付けている場合が多いので、実際に採用が決まって組み入れられる発表があった時は、その利益確定によって株価が下がることが多いです。逆に、除外されそうな銘柄は事前に売られていることが多いので、発表後、買われやすくなることもあります。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





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