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イールドカーブ・コントロールは銀行にプラス?

イールドカーブ・コントロールは銀行にプラス?

2016年9月21日の日銀金融政策決定会合で導入が決定された「イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)」とは、金融市場調節によって長期金利短期金利の操作を行うことです。

このイールドカーブ・コントロールによって、長短金利差の拡大が見込まれるため、金利差で利ざやを稼ぐ銀行の収益にプラスに働くと予測されていますが、必ずしもそうとは限りません。







長短金利差は銀行の収益にプラスになりにくい?

リーマンショック以降、世界的な規制強化に伴い、銀行は金利変動リスクを回避してきました。イールドカーブ・コントロールは、フラット化したイールドカーブ(利回り曲線)を立たせる(短期金利を低く長期金利を高くして長短金利差をつける)ことを狙いとし、金利差で利ざやを稼ぐ銀行の収益にプラスに働くと予測されていますが、大手銀行の貸出残高の中で短期金利に連動する比率は約80%と試算されており、長期金利の上昇で利ざやを稼ぐには、残る固定金利の貸出によってとなりますが、借換えを待たなければ銀行の収益を増やす要因とはならず、長期金利が0.2%上昇しても、銀行の税引前利益へのプラス効果は1%未満とされています。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ


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