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円高・円安とは

円高・円安とは



円高とは

円高(読み方:えんだか|英語:yen appreciation/strong yen)とは、ほかの通貨に対して日本円の価値が高まっている状態を指します。

円安とは

円安(読み方:えんやす|英語:yen depreciation/weak yen)とは、ほかの通貨に対して日本円の価値が低下している状態を指します。



円高と円安の解説

例えば、1米ドル100円から1米ドル80円になったとしたら、これは「円高」となります。100円から80円に下がっているので、円が安くなっている?ように見えますが、これは逆です。1米ドル100円の時は、100円のリンゴを1つ買うのに1米ドル払えば買えたのに、1米ドル80円の時は、100円のリンゴを1つ買うのに1.25米ドル必要になるからです。この場合、日本円の価値が高まって米ドルの価値が低下しているので「円高ドル安」となります。

逆に、1米ドル100円から1米ドル120円になったとしたら、これは「円安」となります。1米ドル100円の時は、100円のリンゴを1つ買うのに1米ドル払えば買えたのに、1米ドル120円の時は、100円のリンゴを1つ買うのに0.83米ドル払えば買えるからです。この場合、日本円の価値が低下して米ドルの価値が高くなっているので「円安ドル高」となります。



円高/円安は何円から?基準はあるの?

「円高」や「円安」と言う場合、特定の為替レートを基準にして「円高」と言ったり、「円安」と言ったりする性質のものではありません。「1年前の為替レートと比べて円高なのか円安なのか」「昨日の為替レートと比べて円高なのか円安なのか」といった見方で「円高」や「円安」といった言葉は使われます。

例えば、1年前の為替レートが1米ドル100円だったとして、今日の為替レートが1米ドル80円になっていれば「1年前から20円円高に進んだ」と言いますが、昨日の為替レートが1米ドル79円だったのであれば「昨日から1円円安に進んだ」と言います。「円高」や「円安」と言う場合、特定の為替レート、例えば1米ドル100円が基準となっている、といったように、基準があるものではありませんので注意してください。



円高になるとどうなる?メリットとデメリット

円高になるということは、上記の解説の通り外国の通貨に対して円の価値が高くなっているということです。同時に円から見て相対的に外貨(がいか)が安くなっているということでもあります。

例えば、米国(アメリカ)に旅行して、買い物で使うために10万円持っていったとします。その際、為替レートが1米ドル=100円だったとすれば1,000ドル分の買い物ができますが、1米ドル=80円の円高になっていたとすれば、1,250ドル分の買い物ができるようになります。ゆえに、円高は海外旅行するにはお得と思う人が増えます。また、日本の場合は生活必需品や国内の製品の材料は、多くの場合、輸入に頼っていますので、その面でもメリットがあります。

一方、円高にはデメリットもあります。相手国からすれば、日本の商品を輸入するにはその分多くの米ドルが必要となりますので、日本の商品が値上がりしたように見えてしまい、日本の商品は売れにくくなってしまいます。日本は輸出立国と言われるほど輸出が多い国なので、多くの日本の輸出企業がこの影響を受けてしまいます。特に大企業の商品が売れにくくなって業績悪化につながりやすくなりますし、大企業の下請けの中小企業も仕事がなくなって景気が悪化する可能性があります。



円安になるとどうなる?メリットとデメリット

円安になると、円高になる場合の真逆の影響が出てきます。円安は、外貨に対して円の価値が低下していますので、輸出企業にとっては、売り上げが拡大する可能性が高まります。日本は輸出企業が多い国ので、円安が進むことで景気がよくなりやすいと言えます。大企業の場合は、業績予想の発表の際に、想定為替レートを発表しており、あらかじめ為替レートの基準を決めています。この想定為替レートより円安に進めば、企業はその分利益が増えることになります。

一方、円高の際とは逆で、海外旅行をしたい人は相対的に減りますし、商品を輸入している企業にとっては、商品を輸入する際に多くの円を支払わなければならなくなりますので不利な状況になります。



円高と円安、どちらがいい?

これらのことから、円高や円安が進むことによって、有利になる企業と不利になる企業が変わってくるので、株式投資をする際は、為替レートを注視しておく必要があり、日本の場合は輸出立国としての色彩が強めなので円安の方が有利と見られがちですが、実際にどちらが良いか・悪いかは断言できません。

注視しておくのは、むしろ円高や円安になるスピードです。輸出企業や輸入企業はあらかじめ想定為替レートを発表しているので、その想定より急激な円高・円安が進めば、利益に大きく影響してきますし、雇用の調整や価格の見直しをする必要が出てきます。行き過ぎた為替変動は企業収益にダメージを与え、それに伴い個人の生活にも大きな影響を与えることになります。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ


ドル/円・ユーロ/円・ユーロ/ドルの推移

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