生産者物価指数(PPI)｜株初心者のための株式投資と相場分析方法

生産者物価指数(PPI)

生産者物価指数（PPI)とは

生産者物価指数（読み方：せいさんしゃぶっかしすう｜英語：PPI／Producer Price Index）とは、米国の労働省が毎月発表する、米国内の生産者の卸売の物価指数のことです。生産者が出荷した商品や原材料などの価格変動を示していて、インフレの度合いをはかる経済指標です（日本では卸売物価指数が米国の生産者物価指数に相当する指数です。ただし、卸売物価指数は中間マージンや輸送コストを含む指数となります）。

生産者物価指数（PPI）は、品目別、業種別、製造段階別（最終財、中間財、原材料）に分類されていて、中でもエネルギーや食料品など季節や時期の影響を受けて価格変動しやすいものを除いた「コアPPI」が重要視されます。

生産者物価指数（PPI）の見方（相場への影響）

生産者物価（PPI）が上昇すれば物価が上昇しているということですので、経済はインフレに傾斜していると見ることができます。ゆえに、その国の通貨は買われやすくなります。

逆に、生産者物価指数（PPIが下がっていると物価が下落しているということですので、経済はデフレに傾斜しているとみることができます。ゆえに、その国の通貨は売られやすくなります。

これらのことから、生産者物価指数（PPI）｝が上昇していればドル高要因、下落していればドル安要因となります。生産者物価指数（PPI）は、為替市場に影響を与える指標ですし、株式市場も影響を受ける指標ですのでチェックしておきましょう。