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レバレッジ効果とは

レバレッジ効果とは



レバレッジとは

レバレッジ(英語:leverage)とは、小さな資金で大きな取引をすることをいいます。てこ(レバー)に由来する言葉で、てこの原理のように小さな力を大きな力に変えるレバーにたとえられてつけられた言葉です。


例えば、1万円の資金で10万円分の取引をすれば、レバレッジは10倍ということになります。10万円の資金で1000万円分の取引をすれば、レバレッジは100倍となります。レバレッジは、デリバティブなど元本(がんぽん)に相当する資金の受渡しがない差金決済のような金融商品でよく使われる取引です。


なぜ自分が持っている資金の何倍もの取引ができるのかというと、自分が持っている資金の何倍もの資金を借りているからです。例えば、10万円で1000万円分の取引をする場合、10万円を「証拠金」として残りの990万円分を借り入れているからそのような取引ができるようになるのです。信用取引為替先物オプションスワップなどの取引は、このレバレッジを使って取引されることが多いです。

レバレッジは、その倍率が高くなれば高くなるほど少ない資金で大きな取引ができるわけですが、裏を返せば小さい力で大きな影響を受けてしまうようになります。相場が思惑通りの方向に進めば、レバレッジが10倍であれば約10倍の利益、100倍であれば約100倍の利益となりますが、逆の方向に進めば、レバレッジが10倍であれば約10倍の損失、100倍であれば100倍の損失となってしまいます。ですので、レバレッジを多くかけていて相場が思惑と逆の方向に進んでしまうと、証拠金はあっという間になくなってしまうので注意が必要です。


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